三淵渓谷 秋編

春に訪ねた三淵渓谷
秋も行く!って思っていたのですが
昨日実行してきました。
2017/11/4

紅葉に覆われた渓谷は
この時期ならではの美しさ
そして
気高さや哀しさといったものを
感じました。
岩肌を伝う滴
上流から流れてくる水
清らかで絶えることなく
春ここを飛び交っていた
カワセミ達の姿はなく
毎年きっと
同じ営みが繰り返され
いのちは繋がっていくのだなあ


ボートはここで静かに止まり
180度舳先の向きを変えました。



えっ…と思われた方
ありがとうございます
(*- -)(*_ _)ペコリ
春は四方の山々から
流れ込んでくる沢水によって
満々と水を湛えているのですが、
秋にはダムの水位が下がってしまうため、
運行に影響が出るのだそうで。
でも、渓谷を通り抜けできる水位は
いつも確保されていたそうで、
こんなに下がったことは
過去に例がないとのことでした。
実は、
この渓谷はダムの深部に位置しています。
そのダムが改修工事行っているため
作業ができる水位まで下げていたのです。
その水位は…8m!!
ここが三渕渓谷の入り口!
えっ!どこが(゜Д゜≡゜Д゜)?が

左から突き出しているように見える
尖った岩は
通常湖面の下にあって
目に触れることもないのですが
8mも下がってしまえば出てくるわけで。
船頭さんは
この横をすり抜けるかのように
ボートを巧みに操作し
私を連れていって下さったのでした。
では改めて
スタート付近に戻ります。
三淵渓谷までの往路は、
叩き付けるような冷たい小雨で
カメラを思うように出せませんでした。
三淵渓谷への入り口
朽ちかけた鉄の梯子は
三淵渓谷上の神社へ繋がっていたのです。
こんな絶壁を昔の人は行き来し、
参拝を続けていたのか。
水位がここまで下がったからこそ
分かること。
巡り合わせに感謝…
三淵渓谷入口にある
ブナの合体木も、
色づいた葉を少しずつ落とし
冬の準備に入っていた。
まるで 英語の『K』
君に会いたかった!
ここまで根本が離れた合体木は珍しい。
Kが微笑んでいるように見えた。
また来年の春に…
あ!君か!  呼んだの…



この三渕渓谷通り抜け参拝は
11月5日15時便が
今年度の最終便になります